ゲート残り問題の続編
以前ブログで楕円ゲートを紹介しましたが、今回は他の形状を紹介します。
先端形状を下の図のように長方形や長円形にしたものです。
これもゲート残りにはある程度効果があります。
両形状ともユーザーが増えてきています。具体的にはお気軽にご相談ください。
総称として扁平ゲートとでも言いましょうか、、、
長円形
長方形
カテゴリー: 金型製造
型彫り放電加工に3Dデータを活用!
現在の金型作りでは、3次元CADCAMは、
欠かせない当たり前の道具になっていると思いますが、
型彫り放電加工の工程には、3Dデータが未だあまり利用されていないように感じています。
(個人的なイメージですが…)もったいないと思います!
確かに大がかりな仕組みを作ろうとすると、設備(金額)も労力も多くかかるので、
弊社のような小さな会社には難しいと思います。
そこで弊社でも活用させて頂いているEPXフォーマットをご紹介します。
ご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますが、
日本金型工業会のワーキンググループによって策定された、
3次元CADCAMと型彫り放電加工をつなぐためのフォーマットです。
http://www.jdmia.or.jp/east/epxwg/index.html
是非、活用して効率化して頑張りましょう!
カテゴリー: 金型製造
「ゲート残り問題」は楕円ゲートで改善!
射出成形金型に関係する皆様、
ピンゲートやバナナゲートのゲート残りでお困りではないですか?
私は昔からこの問題に時々ぶつかってきました。その度にゲート逃げを深くしたり、
ゲート径を細くしたり、成形条件を変更していただいたりして、何とかしのいできました。
そこで根本策を探ろうと、一昨年に試作型を作り検討したところ、
楕円形状でかなり改善できることが分かりました。
楕円ゲート(特許第6048714)下図に形状をご紹介します。
(現物画像が上手く撮れないのでCADデータです)←マクロレンズ買います。
文字通り、先端形状を楕円にして流動性と切れ具合の両方確保するのが特徴です。
色々な樹脂がありますので、全て解決とは言いませんが、かなり改善されます。
HPもご覧ください。「扁平ゲート」のご紹介
お困りの方、ご興味のある方、お気軽にご相談ください!
カテゴリー: 金型製造